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イ家の長男イ・プンサン(ユ・ジュンサン)。

プンサンは小さな自動車整備工場を経営しながら4人の弟や妹の親代わりとなり育ててきた。

次男ジンサン(オ・ジホ)は、そんなプンサンの苦労をよそにギャンブルの事で頭の中はいっぱいで借金を繰り返す。

三男は元ヤクザの整備士見習いのウェサン(ユ・ジュンサ)に、DV男と同棲して金遣いの荒い次女ファサン(イ・シヨン)のせいで、イ家はトラブルまみれだった。

長女のイ・ジョンサン(チョン・ヘビン)は頭もよかったが、正論で兄弟たちを論破するあまり、時折兄妹たちを傷つけてしまうことも。

そして、先輩医師と不倫関係にあり職場を追い出されそうになっていた。

プンサンはこんな弟や妹の面倒を見すぎるあまり、妻カン・ブンシル(シン・ドンミ)とも喧嘩が絶えなかった。

ついにプンサンは妻子に見限られたのだったが、不幸はさらに続いた。

プンサンが肝移植が必要な病に見舞われてしまうのだった。

兄弟からは肝臓をやれないと拒否されてしまい…

最初は本当にどうしようもない4兄弟だなと思っていました。
長男のプンサンが妻と子供に家を出られるほど必死に生活して自分たちの面倒を見てくれているのに、そんな愛情や恩は全然感じないのかと思います。
長男が面倒を見るのは当たり前といえばそうかもしれませんが、はっきりいって親じゃないのにいい大人がいつまで長男や世間をなめているのかと思います。
というのも、プンサンがちょっと哀愁ただよう感じの雰囲気が出ているので余計にそう思わせれくれるんです。
でも、だんだん兄弟の絆が深まっていくのはやっぱり涙です。
特に19話でウェサンが意識不明になっている展開はプンサンは親代わりだっただけに身をえぐられる辛い心境のはずです。
肝移植って身内じゃないとなかなか確率が低いのにそんな兄弟を助けたいという人を追い出したりする義母も血も涙もない人で、とにかく視聴者の感情を根こそぎ持っていかれるので早くハッピーエンドが見たいと釘付けになりました。
最後ウェサンも意識を取り戻した時は今までハラハラした分余計に嬉しく笑顔で終わることができてスッキリでした。
（40代・女）

長男役を演じていたユ・ジュンサン氏ははまり役でした。
単純によくあるホームドラマかと思い何となく見始めましたが、正直イケメンでも若くもない彼が主演をするにはそういう内容だったのです。
プンサンを待っていたのは兄弟の酷い生き方でプンサンを苦しめています。
それがイケメンでなんでもこなしてしまうような器用な俳優だとリアリティにかけますしね。
ユ・ジュンサン氏の優しい目も彼の人柄が役柄とぴったりだと思いましたし、そういう愛情深いところを兄弟たちは見ていて肝臓移植のことがきっかけで絆が深まった時はやっぱり兄弟だなと感動しました。
キュンキュン系やキラキラ財閥御曹司系とは無縁ですが、こういう肝移植をテーマにしたドラマもいいなと思いました。
（40代・女）

いやいや、プンサンは神様に見放されたか？と思うくらい不幸のてんこ盛りでした。
父親は家族を捨てるは、いい歳した大人といってもプンサンにとっては弟や妹は独立しないでヤクザや不倫やDVを受けるやら気が休まる暇がないのは当たり前です。
その上、肝移植しないとダメってなってからは徐々に希望が見え始めましたが、というのも兄弟の絆という意味で、でもプンサンの人生って何だったんだろうとも思いました。
困った顔をさせたら天下一品ですよね。
こんな波乱万丈な人ってなかなかいないと思いますが、最後ウェンサンも改心したのでこれからイ家はいい方向に進んでほしいって思ってほっとしたのでよかったです。
プンサンが兄弟たちを見捨てなかったからですね。
（30代・女）

家族愛というか絆が描かれた「がんばれ！プンサン」ですが、イ・プンサン役を演じていたユ・ジュンサンとその妻カン・プンシル役を演じていたシン・ドンミに注目しました。
どの立場になってドラマを見るかで見方が全然違うと思うんです。
仮に私は結婚しているし夫には兄がいるので妻のカン・ブンシルの立場に立ってみると、大家族の長男というだけで大変で背負うものはあるのに、ましてや大人になった4人の弟と妹がこんなハチャメチャでいつまでもその尻ぬぐいしてたら、私や子供はそっちのけでどうでもいいわけ？ってなって当たり前だと思ったからです。プンサンがお人よしといえばそれまででそこが長所なんだけど短所でもあるなと思ったりもします。そういう意味で妻役のシン・ドンミンはそういう割り切った妻を見事に演じていたと思うし、私みたいな共感者を得たんだと思うからです。
弟や妹も個性豊かというかダメっぷりを見事に演じていたので、感想で多かった「イライラする」っていうのもキャストの演技力だと思いました。
（30代・女）

波乱万丈で苦労人の長男とハチャメチャっていうよりもどうしようもない4人弟妹に、プンサンが病気になるまでイライラの連続でした。
なんでこんなダメになるんだ？って。
親代わりで人の数倍働いて、自分のことは何もできないで、自分の家庭だって壊れてまで弟と妹を最優先してきた人が、何でこんな仕打ちを受けないといけないのかって。
でも、双子の姉のジョンサンが本当に肝移植を提供しようとしているところは、家族の絆を感じました。
結局一時ウェサンが昏睡状態になったりジンサンがこれまで自分の行いを後悔して行方をくらましたらい最後の最後まであったけれど、最終回ではそれらが綺麗に回収された本当の意味で綺麗なエンディングでした。
予想できない展開が次から次に続いたのでもうドラマ終わってしまうって焦ったりしましたが、積もり積もった弟や妹たちへの感情からの巻き返しでのハッピーエンドなので嬉しさが数倍に膨らみました。
（20代・女）

主演を演じられたユン・ジュンサンをこのドラマで初めて見ました。
あんまりにも昔っぽい兄弟というか家族の内容だったので時代的にあってないという気もしていたし、私とは年齢が離れているので父親っぽい感じて見ていました。
というのも、韓国ドラマだと主演をはるのは20代30代の若手イケメンが主流だからです。
親がずっと見ていたので何となく一緒に見ていましたが、ドラマ後半からはしっかり見るようになるくらいユン・ジュンサンがかわいそうで涙が出てくるようになりました。
それくらいかわいそうで頑張りすぎるプンサンを上手に演じていましたし、ちょっと緩んだ顔の筋肉とか目が余計に苦労を物語っているのか演技なのか。
この可哀そうという感情をまずドラマ前半から視聴者に持たせて、壊れた家族の絆を結びなおす部分で感情のスタート地点がマイナスだったので、その分巻き返しの幅が大きく感動しました。
主演のユン・ジュンサンがいなかったらこんなに面白いドラマになっていなかったし、中盤までに視聴者は飽きている人も多かったと思うくらいうまく演じていました。
（20代・女）